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  • 2008.12.13 Saturday
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かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣   白石良夫

こんばんは、たかです。

「かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣」です。本書を読んだら歴史的仮名遣ひが使ひこなせるやうになるわけではなく、むしろサブタイトルの歴史的仮名遣VS現代仮名遣がその中心となる内容。本書で「新仮名遣で古典を書く」といふ章があつたので、私は対抗して口語を旧仮名遣でかいてみよう。

かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣 (平凡社新書 426)
かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣 (平凡社新書 426)白石 良夫

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旧仮名遣を扱ふ書籍はどちらかといふと旧仮名遣を正統な表記であると考へる方向のものが多いのだけど、本書は「仮名遣は単なる表記の規則」としてゐて、どちらが良いとかの判断をしてゐるわけではない。

例としてところどころで挙がつてゐるのが「お父さん」といふ単語。発音は「オトーサン」だが、現代仮名遣の表記は「おとうさん」と書くべしといふルールになつてゐる。つい勘違ひしてしまふところではあるが、「おとうさん」と書かれたものを「オトーサン」と読まなくちやいけないわけではない。読み方はその時代の読み方が正しいわけで、時代が下つて表記に引張られて「オトウサン」と発音するかもしれないがそれはその時代の正しい日本語なのだ。ただし表記については規則で決まつてゐるのでルールの改変が行なはれるまでは「おとうさん」が正しい表記となる。我ながら言ひたいことが正確に伝はらない文章だな。ぜひ読んでください。

旧仮名好きな人たちに言はせると、旧仮名は合理的。例へば「じいさん」は旧仮名では「ぢいさん」。これはもともと「父」「母」に濁点をつけて「ぢぢ」「ばば」として、そこから「ぢぢさま」「ばばさま」→「ぢいさん」「ばあさん」となるから「だ行」の「ぢいさん」。「じゃー、さようなら」の「じゃー」は「では」が元なので同じく「だ行」で「ぢや」が正解とか。あと、活用も「書く」の新仮名での活用は「書か/書こ」「書き/書い」「書く」「書く」「書け」「書け」ですが、旧仮名だと、「書か」「書き」「書く」「書く」「書け」「書け」となつて、法則が若干シンプル。

しかも新仮名遣の規範は旧仮名遣の知識を前提として説明してゐるのだ。例へば「オ」と発音するもので「氷(こおり)」「十(とお)」「王(おう)」。なぜ前の2つが「お」かといふと旧仮名で「こほり」「とを」だから。合理性のかけらもないな。

そんな主張を読んでゐると旧仮名は伝統の中で作られてきたものだから合理的で、新仮名は人工的に作られたものだから非合理的だと思つてしまふ、といふか思つてゐた。だけど、本書によるとさうでもないらしい。「規範仮名遣と記述仮名遣を混同するな」といふ項があるんだけど、私たちが学校で習つた旧仮名遣も新仮名遣もどちらも規範仮名遣で、人工的に決められたルールなんだ。だからその意味ではイーブン。確かに。

先にも書いた通り新仮名遣も旧仮名をベースにできてゐるので、ときどきこんな風に旧仮名で書くと日本語が整ふ気がするのは私の気のせいかもしれません。ちなみに私の拙い旧仮名遣は福田恒存の「私の国語教室」でできてゐますので旧仮名を書けるやうになりたい人はぜひ。

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  • 2008.12.13 Saturday
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コメント
間違ひ発見
「気のせい」→「気のせゐ」
  • たか
  • 2008/07/10 12:33 PM
小生もと辭書出版社勤務。表記についての關心から定年後「擴張ヘボン式」なる翻字式ローマ字を提唱してをります。

メルマガ『頂門の一針』
http://www.melma.com/backnumber_108241/
の第1173號(08.5.3)から第1183號(08.5.12)にかけて五十音圖のことを書きました。尻切れとんぼのものですが御一讀いただければありがたく一筆御案内申し上げる次第です。

kmns(underscore)tsw(atmark)yahoo(dot)co(dot)jp
  • kmns
  • 2008/07/23 6:40 AM
白石良夫著『現代かなづかひ入門』の批判、大分前に書いてゐたものを眞道重明さんのサイトの言葉の詮索(その4)

http://home.att.ne.jp/grape/shindo/kotoba9.htm#Ktoba9.htm

で公開してもらひました。その前に「頂門の一針」2554號(24.3.19)「國語大變、弖爾遠波がゆらいでゐる」のことも白石氏の視野にはなかったわけです。
  • kmns
  • 2012/05/12 7:49 AM
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