一定期間更新がないため広告を表示しています
「超」発想法
ども、ダイスケです。
以前少しだけ触れた「超」発想法について。
以前少しだけ触れた「超」発想法について。
「超」発想法 (講談社文庫) | |
野口 悠紀雄 講談社 2006-06-15 売り上げランキング : 35529 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者が提唱する基本五原則は以下の通り。
これらの原則についての説明のため、多くの実例が集められていますが、その中の一つ、「ポアンカレの発見モデル」こそが、基本五原則の中核だと思います。
ポアンカレの発見モデル
(1)没頭期
第三原則に相当。ひたすら勉強する意識的な活動。勉強を続けるには強いモチベーションも必要。(第五原則)
(2)潜伏期
第一・第二原則に相当。(1)の意識的な活動によって無意識での潜在活動を起動。
(3)啓示期
第四原則に相当(本書では第四原則は潜伏期に相当するように書いてあるが、むしろこっちでは?)。潜在意識がはじき出した発想・発見が、偶然のきっかけで意識下に浮上する。
(4)証明期
結果を検証し、仕上げる期間。
ニュートンも、アルキメデスも、ほとんど全ての科学的発見が、このモデルで説明できるらしいです。実際、このような偉人たちの大発見に比べると相当低いレベルで、私たちも発想しています。例えば、会社の食堂でご飯を食べながら・・・
「昨日来た○○社の営業さん、誰かに似てるよなーと思ってたんだけど、タレントの△△にそっくりだわ」
(1)テレビを見て、タレントの顔を見てる。打ち合わせで営業の顔を見てる。誰に似てるのか考える。
(2)潜在意識下で知っている顔とパターンマッチング。服装や髪型を頭の中で変えてみたりしている(?)
(3)タレントの△△が食堂にあったメニューと同じモノをテレビで食べていた、など。偶然のきっかけで意識下に浮上。
(4)同僚に「似てたよね?」って確認してみる。
こんなこと、ありますよね?
このように無意識に行っている発想モデルを意識的に使えるようになると、強力な武器になるのではないでしょうか。日々の業務の中でアイディアを捻り出さなければならないことが多々ありますが、発想には潜伏期が必要であることがわかっていればタスクリストの優先順位が変わってきます。締め切りギリギリに考え始めても間に合わないわけですからね。
他にも、天才たちの集中力にまつわるエピソード、マニュアル的発想法を否定する理由、ゆとり教育は学力低下しかもたらさないという筆者の考えなど、発想や知識についての考え方を改めることができる面白い本だと思います。
↓ ここまで読まれた方はポチっとお願いします。クリックしていただけると励みになります。第一原則 発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。
第二原則 アイディアの組み換えは、頭の中で行われる。
第三原則 データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要。
第四原則 環境が発想を左右する。
第五原則 強いモチベーションが必要。
これらの原則についての説明のため、多くの実例が集められていますが、その中の一つ、「ポアンカレの発見モデル」こそが、基本五原則の中核だと思います。
ポアンカレの発見モデル
(1)没頭期
第三原則に相当。ひたすら勉強する意識的な活動。勉強を続けるには強いモチベーションも必要。(第五原則)
(2)潜伏期
第一・第二原則に相当。(1)の意識的な活動によって無意識での潜在活動を起動。
(3)啓示期
第四原則に相当(本書では第四原則は潜伏期に相当するように書いてあるが、むしろこっちでは?)。潜在意識がはじき出した発想・発見が、偶然のきっかけで意識下に浮上する。
(4)証明期
結果を検証し、仕上げる期間。
ニュートンも、アルキメデスも、ほとんど全ての科学的発見が、このモデルで説明できるらしいです。実際、このような偉人たちの大発見に比べると相当低いレベルで、私たちも発想しています。例えば、会社の食堂でご飯を食べながら・・・
「昨日来た○○社の営業さん、誰かに似てるよなーと思ってたんだけど、タレントの△△にそっくりだわ」
(1)テレビを見て、タレントの顔を見てる。打ち合わせで営業の顔を見てる。誰に似てるのか考える。
(2)潜在意識下で知っている顔とパターンマッチング。服装や髪型を頭の中で変えてみたりしている(?)
(3)タレントの△△が食堂にあったメニューと同じモノをテレビで食べていた、など。偶然のきっかけで意識下に浮上。
(4)同僚に「似てたよね?」って確認してみる。
こんなこと、ありますよね?
このように無意識に行っている発想モデルを意識的に使えるようになると、強力な武器になるのではないでしょうか。日々の業務の中でアイディアを捻り出さなければならないことが多々ありますが、発想には潜伏期が必要であることがわかっていればタスクリストの優先順位が変わってきます。締め切りギリギリに考え始めても間に合わないわけですからね。
他にも、天才たちの集中力にまつわるエピソード、マニュアル的発想法を否定する理由、ゆとり教育は学力低下しかもたらさないという筆者の考えなど、発想や知識についての考え方を改めることができる面白い本だと思います。
JUGEMテーマ:ビジネス書
- 2008.05.27 Tuesday
- ダイスケ(書評)
- 00:28
- comments(0)
- trackbacks(2)
- -
- by ダイスケ
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- 出来る経営者と出来る社員の仕事術「MindManager」
- 頭の中でアイデアがグチャグチャになっていませんか?そんな悩みを解決する方法があります!それは脳のメカニズムに最も適した「マインドマップ発想法」です。あなたの仕事、そして人生を変えるマインドマップソフトMindManager(マインドマネージャー)を紹介します。
-
- 時給百円未満
- 2008/07/03 10:13 PM
- -
- 管理者の承認待ちトラックバックです。
-
- -
- 2008/08/25 7:33 PM
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
- selected entries
-
- 「超」発想法 (05/27)
- categories
- ブログピープル
-
BlogPeople登録
********
- archives
-
- August 2008 (3)
- July 2008 (19)
- June 2008 (40)
- May 2008 (37)
- April 2008 (10)
- recent comment
-
- Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方 平尾 勇司
⇒ salomon (01/10) - 信じない人のための〈宗教〉講義
⇒ bose (01/09) - Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方 平尾 勇司
⇒ puma fenty slippers (03/24) - 信じない人のための〈宗教〉講義
⇒ kd shoes (03/24) - 洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて
⇒ nike air vapormax (03/23) - 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか
⇒ curry shoes (02/24) - かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣 白石良夫
⇒ fitflop sale (02/23) - 800字を書く力 (祥伝社新書)
⇒ nike air vapormax (02/23) - コールドリーディング
⇒ 名無し (11/15) - かなづかい入門―歴史的仮名遣VS現代仮名遣 白石良夫
⇒ kmns (05/12)
- Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方 平尾 勇司
- recent trackback
-
- 王様の速読術
⇒ BETA STYLE (07/11) - “環境問題のウソ”のウソ
⇒ 本読みサラリーマン (07/07) - 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
⇒ あつまろのこだわり資産運用 (07/05) - 「超」発想法
⇒ 時給百円未満 (07/03) - 出逢いの大学 千葉智之
⇒ (株)プロFPJapan FPかもい 行列のできるマネー相談所 (07/03) - 年収2000万円の転職術 神川貴実彦
⇒ 職務経歴書 (07/02) - 調べる技術・書く技術
⇒ hobo-sickboy- (06/29) - ラクをしないと成果は出ない
⇒ 富久亭日乗 (06/24) - ラクをしないと成果は出ない
⇒ blog50-1 (06/24) - グーグルに勝つ広告モデル
⇒ U.gEn.FujitsU++ (06/22)
- 王様の速読術
- recommend
- sponsored links
- search this site.
- mobile