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  • 2008.12.13 Saturday
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バカとは何か  和田秀樹

こんばんは、たかです。

「バカとは何か」です。精神科医の著者がバカを語る。本屋で平積みになっていたので新しい本かと思ったらそうでもなかったのね。

バカとは何か (幻冬舎新書)
バカとは何か (幻冬舎新書)和田 秀樹

幻冬舎 2006-11
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おすすめ平均 star
star方法論よりもバカのおろかさを学べる
star残念ながら
star自己検証にはよいかもしれません

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著者は、「バカ」と言う言葉は差別語でも侮蔑語でもなく、叱責の言葉だと考える。冒頭、日本全国のアホバカに類する言葉で侮蔑語差別語はない、という「全国アホ・バカ分布考」の成果を挙げて説明する。とはいえなかなか人をバカというのも躊躇するところで、本書では人のことをバカバカ呼んでいて気持ちいい。
第1章 バカの定義を考える
第2章 世間のバカを見極める
第3章 認知科学から見たバカ
第4章 精神医学と心理学から見たバカ
第5章 二十一世紀におけるバカ
第6章 バカに見える人の構造
エピローグ バカとリコウは結果論
上の目次を見ていただければ解ると思うんだけど、いろんなバカについて語られている。バカといっても簡単に定義できるものではなく、それぞれの場面で、それぞれの時代で、それぞれの立場でバカと認定されるようなものらしい。

3章で「メタ認知(自己チェック)が効かないバカ」という項があるんだけど、これはそのとおりだな。メタといえば一つ上の階層のイメージの単語。自分がこう思っている、自分はこう感じている、という風景を一つ上の階層から客観的に眺める目線がある人とない人とでは全く印象が違う。このメタ認知はとくにこの時代には不可欠な能力の一つになっていると思う。

また、「知識が足りないというバカ」という項の続きで「知識はあっても推論ができないバカ」という項がある。昨日の「質問力」でも前提知識を持ったうえでの仮説力を重要視していた。このあたりは共通するものがあるんだな。人間は記憶力だけじゃない、といくら言ったところで、他人と接する際には大量の前提知識を持った上で、相手がどう考えているか推論を重ねコミュニケーションをとることが重要。

まぁ、全体を通してそんなにむちゃくちゃ面白い本でもないかな。本書を書く動機として、著者は「他人からバカ呼ばわりされることに恐怖を感じる」らしい。そんな著者が今のバカブームを見てどう感じているのか聞いてみたいところだな。

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